ホーム » ぱんじゅう って何??
『ぱんじゅう』とは100年以上前から伊勢の地で親しまれている郷土菓子です。
名前の由来は諸説ありますが『パン』と『まんじゅう』の合わせ菓子なのでこのような名称で親しまれております。
ぱんじゅうの中でも、こしあんが入っており、青のり香るぱんじゅうを『伊勢ぱんじゅう』と呼んだりします。
(伊勢っ子では、この味わい以外はぱんじゅうと認めない人も多いです)
伊勢の地元民だけでなく、伊勢神宮への参拝のお供としても昔から親しまれており『伊勢に来たらぱんじゅう』というお客様も多いことが郷土菓子として愛されている理由です。
伊勢でぱんじゅうを語る上で『三ツ橋ぱんじゅう』や『七越ぱんじゅう』など、呼び方が違うことに違和感を持つ方も多くいます。
『ぱんじゅう』が大枠として存在しており『三ツ橋(みつはし)』や『七越(ななこし)』は独自のブランドです。
『七越』は閉業しており入手する方法はありませんが、『三ツ橋』は伊勢製菓三ツ橋で購入できます。
現在ぱんじゅうはチェーン店舗などでも販売され身近に購入できますが、現在購入できる昔ながらのぱんじゅうは伊勢製菓三ツ橋で購入できる『三ツ橋ぱんじゅう』です。
伊勢製菓三ツ橋では6種類の三ツ橋ぱんじゅうを製造しております。
【こしあん ぱんじゅう】
伊勢ぱんじゅうの代名詞です。
こしあんがぎっしり入っており、青のりが振ってあります。
【餅入りつぶあん ぱんじゅう】
お餅の入っており食感がとても豊かです。餅はつぶあんとの相性がいいので粒を採用しています。
【伊勢茶あん ぱんじゅう】
伊勢抹茶を使用した餡です。苦味が気にならないように調合した餡はクドさがなく召し上がれます。
【むらさき芋あん ぱんじゅう】
むらさき芋あんだけでも美味しいですが、黒胡麻を振りかけることで絶妙な塩味が複雑な味わいを生み出します。
【栗あん ぱんじゅう】
栗の実がゴロゴロと入っている贅沢な一品。秋の季節感じる商品ですが年中販売しております。
【カスタードクリーム ぱんじゅう】
唯一、餡ではなくクリームを採用しているぱんじゅうです。甘さ控えめで食べやすい調合をしております。
三ツ橋ぱんじゅうの味わいはとても独特で、パンとまんじゅうの合わせ菓子にふさわしく、ふたつの食感があります。
焼き立ては表面がカリっとパンらしく、時間が経つとまんじゅうのようにフワっとします。
大判焼きやたい焼きは熱々が美味しいイメージですが、三ツ橋ぱんじゅうは冷めても美味しいのが特徴です。
むしろ冷めた方が美味しいと感じるお客様も多くいるので、2面性があるおもしろい味わいです。
ご自宅で召し上がる際は、電子レンジで1個あたり10秒温めた後にオーブンレンジで2分焼くと焼きたての食感で召し上がれます。
当店のぱんじゅう知名度のリサーチ結果では、全国知名度は1%弱に対して伊勢市民知名度は80%でした。
この圧倒的な差が、地元だけで愛されてきたお菓子を表しています。
しかし、最近ではテレビなどのメディアで取り上げて頂いている関係で徐々に知名度が上がってきた感覚があります。
この知名度のギャップは当店で定期的にリサーチしていきます。
伊勢では有名なお土産がありますが、このようなマイナー郷土菓子もお土産として選んで頂ければお渡しする時の話のネタにもなりますので是非ご利用下さいませ。
現在、三ツ橋ぱんじゅうは伊勢製菓三ツ橋の店舗以外で購入する事はできません。
伊勢市駅から徒步3分、外宮さんから徒步5分の立地なので観光のついでにお立ち寄り下さい。
通販販売は現在休止中ですが、2022年4月を目処に再開予定なので、ホームページかインスタグラムで情報をお待ち下さい。
また、伊勢市内のスーパー(イオンタウン伊勢ララパーク、イオン伊勢店)で販売している【得盛りぱんじゅう/三ツ橋ぱんじゅう】も当店で手焼きした商品なので、店舗でお求め頂くものと同等品です。